上村一夫完全版シリーズ 第一弾の2巻。 母の業を受け継いだかのごとく愛欲に溺れる雪絵には、もはや 少女時代の可憐さはない。十六歳でふたりの男を捨て、不幸へ追いやった彼女は、十七歳で新たな男を破滅の道へと導いてしまう。 雪絵の激しい愛は、人間の倫理観すらも失わせてしまうのだった。