全米100万部突破のネコ詩集! 第2弾
子猫の声に耳を傾けてみたら……
聞こえてきたあんなこと、こんなこと
「これはマミー…じゃないかも」と思いつつ、
ブランケットやカシミアのセーター、
もじゃもじゃ胸毛のおとうさんをふみふみする子猫。
真夜中にヤモリと友だちになる子猫。
なんにでも頭をつっこんで、
粉だらけ、チョコまみれになってる子猫。
おもちゃのネズミは好きだけど、
本物のネズミには逃げ腰の子猫。
ちっちゃな女の子にフリフリの洋服を着せられ、
リボンや首飾りで飾りたてられて、
逃げ出す隙をうかがってる子猫。
好奇心旺盛で家中をひっかきまわす。
やんちゃでちっともじっとしていない。
かと思えば、アンモナイトのようにまあるくなって
すやすや眠ってる。
とんでもなくかわいくて愛すべき生きもの。
そんな子猫があなたの胸に小さな頭をもたせかけてつぶやく。
“わたしはいま完璧な世界に生きている……
こうしてわたしはあなたのそばでおとなになっていく”